UVライトで固まる液体プラスチック『BONDIC』
『BONDIC』とは専用のUVライトを当てると硬化する液体プラスチックで、様々な素材を接着することが出来る優れものです。
最近工作のために買って使ってみたところ、使い勝手が良くてちょっとした修理とかにもかなり使えそうなツールです。
公式サイト【BONDIC】
bondicは接着剤ではなく、考え方としてはプラスチックを盛り付けて固まらせるといった感じです。
早速開けて使ってみる
パッケージから取り出すと金属のケースに本体が入っています。
本体は液体プラスチックのカートリッジと、UVライトが一体になっていますが、
使用するときは取り外して使えます。
ケースを閉じると工具箱に入れても押されて中身が出る心配はなさそうです。
使用しないときはケースを閉じ、光が中に入らないようにして保管します。
本体が黒いのも露光しにくくするためのようです。
カートリッジのキャップを外すとロットリングペンのような形状になっています。
この先からサラサラの液体プラスチックが出ます。
試用
まず性能の確認として、いらないビスをくっつけてみます。
接着面にbondicをたらして
もう一つのビスを当ててUVライトを照射!
約4秒で硬化します。
bondicが硬化してビス2本がくっつきました。
この後接着面の周りをコーティングするようにbondicを塗って固めるとかなり強力になりました。
接着面だけに塗ると、光の届かないところは固まらないので、周りも固めると効果が出ます。
固まった後は普通のプラスチック同様にヤスリで削ることもできます。
充電ケーブルを修理
bondicは絶縁体として使えるので、パッケージにもスマホ等の充電ケーブルの修理が使用例として載っています。
我が家にも都合よく根元が壊れたUSBケーブルがあったので修理しました。
中の導線がむき出しになっているので整えてから、コーティングするようにbondicで覆ってからUV照射で固めます。
2回くらい繰り返して強度を出しました。
水中実験
なんと水の中でも使用することが出来るとの事なので実験しました。
水の入ったカップにビスを取り付けてみます。
bondicを塗ったビスを水の中に入れて、外からUV照射!
硬化されてくっつきました。
この使い方は新感覚です!
パイプの水漏れとかにも応急処置として使えそうです。
最後に
接着剤は接着面に塗った時から乾くまでのカウントダウンが始まり、焦ることがあります。
bondicはUVライトを当てるまで乾かないので、気持ちに余裕が出来る利点がありました。
使用できないものに
- ポリエチレン(食品容器等)
- ポリプロピレン(CDケース等)
- フッ素樹脂(テフロン)
- シリコーンゴム(パッキン等)
- 食器のひび割れ
- 接着面積が小さいもの
- 発泡スチロール
- アクリル樹脂等
と書いてあります。
水を入れていた容器がポリエチレンなのでちょっとしたことで落ちるかもしれませんが、今のところちゃんと固定されています。
プラスチックのかけた部分を修理したり、穴を埋めたり、接着したり。
様々なことが出来る分使用頻度も高そうなので、工具箱に常備するとよさそうです。
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